子育て、自分を責めてしまう?

人はそれそれ個性を持っている。
当たり前の話なのですが、子育てをしていてこんな風に感じたことはないでしょうか。自分の子供はどうしてこういう行動をとってしまうんだろう、どうしてこんなに表情が乏しいんだろう、どうしてこんなに好き嫌いが多いんだろう、どうしてこんなこともまだできないんだろう、など。。。そして、それは自分やパートナーの性格や、子供への接し方、育て方のせいなのでは?と考えてしまったり。

例えば、お友達におもちゃを「かーしーて?」と言われた時に、絶対に貸せない。何かお友達とのやりとりで思い通りにならない時にお友達を噛んでしまう、パンチしてしまう。本人は楽しんでいるはずなのに表情は暗く周囲からは楽しんでいるように見えない。親としてどうしてだろう?と理解できなかったり納得いかなかったり色々あると思います。

自分を責めて真剣に悩んでしまう方もいるかもしれません。でも、そういうことって下の子が生まれた時に解決することも多いように思います。解決するというか自分を責めることをやめられると言えばいいのでしょうか。全く違う性格の兄弟が生まれて、上の子の不得意なことは、ああ別に自分の子育ての仕方のせいじゃなかったんだと気が付けるのです。

私が言いたいのは、親は自分を必要以上に責める必要はないということです。お子さまが一人という方にもぜひ気付いていて欲しいです。もちろん、そんなこと言われなくてもネガティブ思考にならずに上手く子育てを楽しんでいらっしゃる方もたくさんいるかと思います。私は、色々悩んだこともたくさんありましたが、下の子が生まれて救われた部分が多々あったように感じています。

そして、今さらに思うのは、例えばおもちゃを貸せないことや好き嫌いが多いことなど、別に大したことではないということです。もしかしたら良いこととも言えるかもしれないと思うのです。おもちゃを貸せないって、そのおもちゃで遊ぶ時間をすごく大切にできていて集中している証拠かもしれません。易々と貸せるということはそこまで思入れがないとも言えます。好き嫌いは時間が解決してくれて、大抵の人は大きくなれば色々食べられるようになります。

もちろん、実際たくさんの子がいる中で遊ばせていて、毎回絶対におもちゃが貸せなかったり、手が出てしまうとなると、怪我の心配や、お友達の輪や関係性を壊したくないということで困ってしまう場面はたくさんあると思います。諦めずに声がけを続けるといった努力は必要だと思います。また好き嫌いに関しても食べないからと言って好きなものばかり与えれば良いという話でもありません。こちらも少しずつでも新しい味に触れさせてあげる努力は必要です。でも、子供の個性に関して決してネガティブになる必要も自分を責める必要もなく、子育てを頑張っている自分を褒めてあげるくらいがちょうど良いのではと思います。